旅果の詩的散文録

転ばぬ先の杖、自由奔放人間旅果が心情を吐露します。なんとか生きる、これが一番と信じてます。皆様や精神疾患の同胞が楽しめる絵画ブログを目指します

花と大地と獣たち

愛はどこにあるのだろう 悲しみの大地に咲く花達 ただひっそりと風雪に耐え 明日とその先も ただ耐えて 涙を流すまいと 生きる術を正しく捉え 虫や獣に寄り添い 笑顔を作りたいのか 仲間達と共に生きるのか

道導

あなたたちとはわたしたちだ わたしたちとはあなたたちだ うだるような暑さ 太陽の園 導かれし 永遠の生命 必ず彼らはもどってくる 虚空を見つめ 僕はまだ死ねない この道導をあなたたち わたしたちに刻み込むまでは 生者の無慈悲な行進 道を誤るなかれ その…

永劫の忘却

世界が終わるとき、彼はようやく聖杯を飲み干せるだろう 人間の罪業を背負い、いみじくも無意味な死生と共に 確固たる自分自身を、生贄と捧げ 美しき園を永劫の忘却へと葬り去らん 彼は言った、愛した、そして怒りを持った 無意味と悪行と懺悔に 壮絶なる虚…

寒風

何もない、と笑ったところで 実際初めから何もなかったのさ お釈迦様の言う通りさ 無意味だっていきり立っても 実際無意味なんだから そのまんまさ 地獄の鬼達も泣いているようだ 生きるのは大変だからね そのままいくしかないさ 無意味と虚無に空虚に苛まれ…

歩く

青い空に照らされ いつも一人、この道を行った 怒りの日は目をギラつかせ でも、大体は青い空に吸い取られていった 夜の道を行く日はどこか目が曇った それが、俺の人生か、と 夜空に納得させられた 恋焦がれる運命の人間である故に 僕に焦がれし人々は どこ…

霧念夢想

揺るぎなき信念 秋に枯れる 無価値だと笑うがいい 僕はピエロのように踊り狂うだろう 愛も自由も なかったんだ もう踊るしかねぇ 君たちもそれにつられて踊るだろう? 闇夜も宇宙も、全部ひっくるめて 観客にすぎない 踊り疲れたら、朝がくるだろう 散らかっ…

パズル

遠い恋愛を夢見ることがある 世界は甘くなく、そんな想いは届かない いつも目にするのは汚い自分とその繰り返し 人にバカにされ、笑われる日々 楽がしたいし、そっちに流れる液状的な自分 画面の中に、好きな人を見つけようと探索し その情けなさにまたバカ…

あのオジサンは

卑怯な男だ。 すべてを何かのせいにしている。 腐敗と快楽におちいった阿呆だ。 自分を律せれない。 習慣という檻の中でゴロゴロしている。 抜け出す気もない。 ただなにがしか希望をもって楽をして生きている。 だが、もういい。 それでも、生きていたいん…

全ては遅々としか進まない

寒空がボクを闇に誘う 意味のない人生だとそう思わせる ちっぽけで終わりが見えてて 風は強く、闇は広がる 悲しみの大地に血と涙は吸い取られ 骨は塵になれもしない 宇宙を見上げても未来はもう遠い思い出 足元には石ころしか見当たらない 働くことが重い石…

カサゴ

堕落したカサゴが海の底へ落ちていくようだ もう光の届く、海面近くへはいけない 死すれば、周りから、自分の体を食べようと 他の生き物が近寄ってくるだろう 僕は死ぬわけだから文句は言えない 想えば 根魚らしく 根暗な日々だった カサゴは他のカサゴと子…

夜の流転

美しい朝 君に全てを祝福するかのように朝の光が当たる 深淵な夜 君に様々な物事を熟考させる長い夜が訪れる 日々あなたの心を洗い流すように、風雨に見舞われる でも、君は負けるわけがない その眼は剣でも打ち砕く 鉄の意志であるからだ やんわりとした気…

そういう奴さ!

地の底ってどうなってんだろう 宇宙の果てはどうなってんだ でも目の前にある現実に適応しなきゃ そんなものわかりっこない 金が稼げない 生活という枠が もう巨象のようにのしかかってくる 無様な無職に近い俺には栄光なんか あるのか?幸せなんかあるのか…

暗き人 生きる

常軌を逸した世界 怒りと無力感は親友のようだ 何を言っても無意味かもしれない 何をやってもそうなのかもしれない どこかで、惨事が毎分起こってる! 恐怖は当たり前だ。 希望…目標…全て淘汰に… 言うことは罪だ! そして罪を背負うのはいつものことだ 頑張…

光と影とダメな人間

自由という光と影で 僕は影に立つ無様な男だ 自殺しようとしてもやりきれない半端者 どうすればいいのか、皆目分からない ただ、もう成るようにしかならない現実を ただ流れていくしかない 狂気の星 美しい 狂気の星 弱さは罪悪なのか… 光のような人には憧れ…

ある映画に想う

いつも逃げた 堕落に逃げ 駄目に逃げた そして一人 笑っている日々 他人の金で 他人を利用し ただだらしなく生きている 改善は見られない 働き者達は僕を笑うだろう しかし、どうすることもできない 苦しいのはとても嫌いだ 苦しいのは嫌なんだ そうして自分…

呆然と、夜を歩く

夜の闇の中、張りつめた晩秋の田舎道を犬と共に歩く 電信柱の明かりに少しだけ、ほっとする 十年も前、こうやって一人、犬の散歩をした。 時にはそれが無意味で普通から疎外された者の行為のようで 嫌だった…だが、十年経ってもその行為は変わらない 変わら…

ルーテン コロコロ

ゴミ部屋に佇み 自分を解放する 外界を嘲笑し 意味もなく欲する 生存にかけた野望は高すぎて ただ呆然と見るのみ そして心は腐ったまま… 上辺だけとりのぞいて バカに爽やかになる そして心は腐ったまま枝分かれし 涙も乾き、目は暗闇に染まる いつになく 空…

旅から帰ったら

旅から逃避し 家に戻った… あるのは嘲笑だけだった 私が不甲斐ないばかりに どこにいっても恥をかく。 それでもまだ人生を諦めきれなく 自死に動かず、ただ眠るのみ。 一体僕はなんなのだろう? 何故、これほど他人の前では非力なのか? この世界の中で誰も…

さらなる高みへ

僕は旅に生きた とても険しい、深い森を行く旅だった 森の中では「声」のようなものが聞こえてきた それはある時は嘲笑、ある時は誘惑、ある時は命令、だった ただ、ひたすら、休み、歩き、走り、そして休んだ 森には様々な生命がいた。 家族、友達、異性、…

楽しくなりたい

どうすればいいのかな? 人間嫌いの癖に寂しさを我慢できない 灰色の眼はどこか遠くばかり見てる 苦し紛れの慌てふためいた行動は いつも的外ればかり 楽しくなりたい… ただ楽しくなりたいのに いつも裏通りばかり歩いてしまう 不幸の芽は外じゃなく自分の心…

全ての者の滞ることのない時間

全ての時間がゆっくり流れる美しい朝 全ては全ての時を流れ自由を描いていくだろう 悲しみも苦しみも雪のようにとけていく 君を守る時が、長く、悠久の安らぎを得られるように 決して間違った時間は一つもないから 星が滞ることのない光を放つように 君は輝…

繁華街の中で

ふう 今日は盛り場を歩いた キラリと光る陽気な日に 僕の心は陰鬱さを固持した 明るい世界とたった一人の男の間には 完全な鉄壁の小箱があり、僕はその中に入っていた 歩けば 歩くほど 戦争を意識した ここが戦場じゃないと定義できない感情があった 毎日人…

星々

星が綺麗だ 腐り果ててもそう思える 美しいものに愛着がわく心がまだ僕にもあるんだ 一体どうなるんだろう? どこへ行くのかわからない おかしくなってしまった頭で 一体何ができるんだろう? まだ誰かを迎え入れることはできるんだろうか? それとも迎え入…

諸般の夢、そして朝、目覚める

日々の暮らしに生まれる春 永久の誓いを破れるなら 君と共にどこへでもいきたい 闇の空気を裂いて 神への約束も破り 幸福の鐘を鳴らしに 君と共にあの丘を越えたい 世界に諸行無常の夢クズが 現れては 消え 現れては 消える 僕は腐った魂を、その幻を、その…

魂の旗を掲げよう

この名もなき人生を生きる そこに一体何があるか? 目に映る 耳に聞こえる 世界の叫び 詩の中にある魂の旗 去っていく人々 打算ではなくただはためく魂の旗 絵画の中に見る美しさと醜さ 例えこの肉体が崩壊しようが構わない 全ての人民に自由と平等を! いつ…

追いてかれ、笑われた日々へ

世界なんか終わればいいってある男は言った 神も仏もないとある女が言った なんの意味もないと僕が言った どうしてこんなにダメなんだろう 希望を見出せない 前向きに生きれない だけどあの人やこの人 めぐり合いの中で学んだこと そこには意味があって 生き…

約束

ただ単に僕は信念が一番大事なだけだった 自分を守るために 茶化されようが 馬鹿にされようが それをじっと守っていたんだ 遠い昔 夜道で星に誓った ただその一瞬の約束を 僕は守りたかった そして僕は神様を信じていたかった 幸せから逃げ 苦しみから逃げ …

それは常に差を持たない

差をもうけるのが愛だと思う あの人が好きであの人は嫌い どこが好きでどこが嫌い… この世界のどこも誰も私も 大した違いなんかないと思いたい でもな 結局は差はある ミミズと薔薇位の差が 表面上を形作っている 熊と鼠のように力が違い 金持ちと貧者のよう…

遠い夢

孤独なのは分かってる それでも僕は孤独を守る 非難される覚えはない 狡猾なのは性分さ 諦めな 夢見たのは 遠い自由の大地 ここじゃないのかもしれない でも 本当はどこでもいいのさ ただ揺らぎながら生きていくしかないだろ いつまでも深い眠りのような頭で…

腐るか腐らないかの問題

変えてくれ イヤ 変えて欲しくない 自分という者はそういう者だ そこには歴史こそあれ、幸福はない 常に痛みと不安で、どうにも堪らない 変えてくれ さぁ やれよ… 自分が結局一番の敵なんだろ だったらもう諦めるしかない 自分はもう腐りを払拭できそうもな…