旅果の詩的散文録

転ばぬ先の杖、自由奔放人間旅果が心情を吐露します。なんとか生きる、これが一番と信じてます。皆様や精神疾患の同胞が楽しめる絵画ブログを目指します

善悪の彼岸

時々、本当に、嫌になる。

今までの絵画制作も何もかも。

無意味に思えてくる。

俺はもうすぐ36歳になる。

油絵を始めたのは2011年位、

年をとった。醜くでかくなった図体

ハゲてきた頭。彼女はついぞできなかった。

友達もみんな離れていった。

そして世界は絶望を僕に与え続ける。

狂気と破滅的予感。人類の進歩なんか

破滅への進歩じゃねえかと笑えてくる。

なんなんだよ。なんでこの国は

未来は明るいと楽天的に考える奴が多いのだ。

世界が終われば、人類100万年の歴史も文化も創造物も

汗と涙と血と忍耐、喜劇、悲劇、名画も意味をなくす。

無数にある建築物も兵器もフェラーリもベンツも

意味をなくす。何故それが大衆には想像できないのか。

それが我々の世代で意味を急速になくしていくという悲劇。

イーロンマスクは一体いつになったら火星に行くのだ。

月に基地を作るのだ。愚かしいよ。そして狂ってる。

無意味になっていくあらゆる100万年分の事象にどう責任をもつのか。

今はただ、生活と絵画への使命感を小さく守っていくしかない。

親孝行をして、家族が長生きすることを願う。愛しき人よ。

僕らは試されている。俺は本当は手をとりあって生きていきたいよ。

君がいつも頭にあるんだ。それは善悪を超えた、力だと感じる。