旅から逃避し
家に戻った…
あるのは嘲笑だけだった
私が不甲斐ないばかりに
どこにいっても恥をかく。
それでもまだ人生を諦めきれなく
自死に動かず、ただ眠るのみ。
一体僕はなんなのだろう?
何故、これほど他人の前では非力なのか?
この世界の中で誰もが非力になっていく。
窓の外では秋風がやんわりと吹いている
僕はただ一人、旅を振り返り
記憶を整理する
全てが終わることも時折考える
だが…
命の神様はまだ僕を葬らない
ただ生きよと、そう言っている気がする